~昭和時代のろう学校で育ったろう者、そして平成時代のろう学校で育ったろう者はいかに語るのか~
例年はスペシャル!ろう者学セミナーを開催していますが、今年は諸般の事情により、夜の部として【DEAFHOODを語る】を企画しました!
手話言語条例が全国で採択されるなど、勢いを見せている。多くの手話言語条例をのぞいてみると、手話に対する定義が曖昧であることがわかる。「言語としての手話」という文言は認められるものの、「手話」という定義が明確にされていない。DPROとしては「手話」は、学術的にも国際的にも認められている「日本手話」のことを指す。 確かに、われわれは「ろう者として生きるためには手話が必要不可欠である」と言ってきた。その「手話」は日本手話のことであり、日本語ではないのである。「手話」という範疇には日本語は入らない。 パディ・ラッドは、「手話人」たれ!とデフフッド(DEAFHOOD)という用語を世に送り出した。デフフッドの中核に手話があるのだという意味であるが、この「手話」を巡って、欧米、アジアは共通の経験を有する。 【デフフッドを語る】ろう者学セミナーでは、私たちの「デフフッド」がどういうものであるかを語ることによって、デフフッドを共有することを狙いとしている。様々な年代の、様々な環境で育ったろう者が語る【デフフッド】を共有し、
今後の生き方を一緒に考えてみませんか。
日時:平成29年10月21日(土)午後6時30分から午後8時30分
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
センター棟セー311号室
内容:昭和時代に聾学校を過ごしたろう者、平成時代に聾学校を過ごした
ろう者が一同に集い、それぞれ、聾学校で過ごしてきたこと、そして
社会でどのようにろう者が生きているのかをみてきたのか、自身の
体験をふまえ、DEAFHOODについてお話いただきます。
プログラム(予定)
・DEAFHOODとは
・DEAFHOODを語る
★開演★
出演順は当日までのお楽しみです!
・昭和時代を聾学校で過ごしたろう者たちの語り
川島清(坂戸ろう、石神井ろう)、
福光あずさ(旭川ろう、北海道高等ろう)、
柳匡裕(栃木ろう、筑波ろう)
・平成時代を聾学校で過ごしたろう者たちの語り
平山彩美(大宮ろう)、玉田宙(明晴学園)、今井ミカ(群馬ろう)
★終演★
・ポストDEAFHOODについて考える(まとめ)
参加費:1000円均一(小学生以下無料)
申 込:http://kokucheese.com/event/index/489243/
問い合わせ先:tanadashigeru@yahoo.co.jp
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